甘いものが欲しくなる日があります。食後、夕方、疲れたとき。
それは「我慢ができない」ではなく、からだが落ち着きを探しているだけかもしれません。
甘いものを悪者にしない。距離の取り方を整える。
それだけで、日々はかなり軽くなります。
甘さは、気持ちを早く落ち着かせてくれます。だから疲れた日に引っ張られやすい。
まずは「欲しい＝ダメ」ではなく、「いま疲れてるのかも」と受け止める。
それだけで、余計な罪悪感が減ります。
甘いものに手が伸びるときは、早く落ち着きたいとき。だからこそ、順番を変えます。
まず温かい一杯。白湯でもお茶でも構いません。
湯気を見て、一口飲んで、呼吸の速度を落とす。たったそれだけで選び方が変わります。
甘いものが止まらないのは、あなたの意思の問題ではなく、形の問題です。
大袋、ながら食べ、目の前に置きっぱなし。こうなると止まりません。
小さく切る。器に移す。お茶と一緒に座って食べる。
「少しだけ」で終われる形にすると、勝手に整います。
甘いものは、なくさなくていい。雑に食べない。
ここだけ守ると、満足が上がって量は自然に減ります。
甘さを「整える時間」に変える。そう考えると、甘いものは味方になります。
甘いものが欲しい日は、責めない。まず一呼吸。順番を変える。形を整える。
その小さな手順で、甘さとの距離はやさしくなります。